お知らせ


・2017年度講義「〈偶然〉という回路」の講義概要をアップしました(2017.4)

 

2016年度講義「守るべきもの、変えるべきもの」が終了しました(2017.1.10)

 

 UTokyo OCWで2011~2016年度の講義を視聴できます

 


朝日講座「知の冒険」「知の調和」とは

 

 東京大学・朝日講座「知の冒険――もっともっと考えたい、世界は謎に満ちている」は、朝日新聞社の寄附により2011~2015年度にわたり開講されてきた、東京大学全学部の3・4年生および大学院生を対象とする学部横断型の講座です。

 

 毎年、様々な分野から一流の講師陣にご登壇いただき、学生と一緒に議論を深めてゆく形で、一つのテーマにアプローチしています。 東京大学大学総合教育研究センター運営、東京大学文学部開講のもと、専門課程における「全学部共通授業科目」の先駆けとしての役割を果たしてまいりました。そして2015年夏、同社による寄附継続が決定し、本講座はさらに2016年~2020年度にわたって開講される運びとなりました。

 

 第Ⅱ期・朝日講座のタイトルは「知の調和――世界をみつめる 未来を創る」。ひきつづき、学問と学問、学問と社会との接合を可能にする「俯瞰知」を涵養する機会を、東京大学後期課程・大学院の学生に提供していくとともに、東京大学の知をよりひろく社会へ発信していく「窓」として機能してまいります。

   


2017年度テーマは「〈偶然〉という回路」

  私たちは、偶然に取り囲まれ、偶然に振り回されて生きている――少なくともたいがいはそう思って生きています。一方、研究に求められる知性は、偶然性を排し、偶然に見える事柄の奥に隠された必然を見いだすことに求められる、としばしば言われます。では、偶然と知性は、まったく相容れないものなのでしょうか。

 

 私たちが偶然と名づけているものが、予測不可能に見えるこの世の現実の手触りだとすれば、偶然とはどういうものかと目をこらすことは、知の営みを現実へと新たにつなぎ合わせることになりはしないでしょうか。たとえば、縁や運や宿命、あるいはたまたまの遭遇がもたらす喜怒哀楽といった、いかにも人間くさい事柄に学問的にアプローチしたらどうなるか、などということです。なにかと孤立して見える偶然を、むしろ現実のリアリティへと接近する回路にしたいという思いなのです。

 

 本年度の朝日講座では、それぞれの学問分野や実業界を担う先生方から、「偶然とは何か、そこから何か見えてくるか」という観点にもとづいた講義を行っていただきます。

 

 

日時 2017年9月27日~1月10日(合計12回) 水曜日5限 午後4時50分~6時35分

 

教室 文学部一番大教室(本郷キャンパス法文2号館2階) 

   

コーディネーター 

 渡部 泰明(文学部・日本語日本文学) 祐成 保志(文学部・社会学) 

 

科目番号 04176801

 

■各回の詳細はこちらをご覧ください。


■履修情報はUT-mateのシラバスをご覧ください。 

 

■ご注意いただきたいこと

・第1回(9月27日)にガイダンスを行いますので履修希望者は必ず出席してください。

・第7回は午後4時50分-8時10分の拡大版とし、講師お二人をお迎えします。

・本講座は、後日映像として配信(UTokyo OCW)される部分を含みます。肖像権につきあらかじめご了承ください。 

 


ご参考:第Ⅰ期・朝日講座「知の冒険」のあらまし

 

 震災からの再生を見つめた2011年、幸福を学問知から問い直した2012年に続いて、2013年にはあらゆる事象に存在する様々な境界線のあり方について考え、2014年にはそのような境界線で隔てられた人やモノ、異なった文化や価値観の共生の可能性について考えてきました。区切りの2015年は、そうした境界線が作り出される際にも、そこでの共生がはかられる際にも、隠れた主役として機能している存在としての「媒介」あるいは「メディア」に焦点を合わせ、これらがつくる世界をみつめました。