お知らせ


・2018年度講義情報をアップしました

  

 

 UTokyo OCWで2011~2017年度の講義を視聴できます

 


朝日講座「知の冒険」「知の調和」とは

 

 東京大学・朝日講座「知の冒険――もっともっと考えたい、世界は謎に満ちている」は、朝日新聞社の寄附により2011~2015年度にわたり開講されてきた、東京大学全学部の3・4年生および大学院生を対象とする学部横断型の講座です。

 

 毎年、様々な分野から一流の講師陣にご登壇いただき、学生と一緒に議論を深めてゆく形で、一つのテーマにアプローチしています。 東京大学大学総合教育研究センター運営、東京大学文学部開講のもと、専門課程における「全学部共通授業科目」の先駆けとしての役割を果たしてまいりました。そして2015年夏、同社による寄附継続が決定し、本講座はさらに2016年~2020年度にわたって開講される運びとなりました。

 

 第Ⅱ期・朝日講座のタイトルは「知の調和――世界をみつめる 未来を創る」。ひきつづき、学問と学問、学問と社会との接合を可能にする「俯瞰知」を涵養する機会を、東京大学後期課程・大学院の学生に提供していくとともに、東京大学の知をよりひろく社会へ発信していく「窓」として機能してまいります。

   


2018年度テーマは「居場所」の未来

安心して過ごすことのできる居場所があることは、生きるための基本的な条件です。

 一面で、現代社会では、かつてなく居場所を見つけることが容易になったと言えるでしょう。室内はますます快適になり、街には居心地の良さそうな場所が増え、サイバー空間の使い勝手も劇的に改善されてきました。その気になればいつでもどこでも居場所を手にすることができるかのような楽観的な見方すら、珍しいものではありません。

 その一方で、居場所の欠如や喪失の感覚が深まり、これを取り戻すための努力が静かに広がりつつあるのも現代の特徴ではないでしょうか。もっとも、居場所への渇望ないしは衝動は、それをつくったり維持したりすることを妨げるものへの無関心や、ときには敵意にまでつながるのかもしれません。

 本年度の朝日講座では、こうした矛盾に注意を払いつつ、見えるものと見えないもの、そして、身近なコミュニティと宇宙のスケールの間を行き来しながら、私たちの居場所とその未来について考えたいと思います。

 

 

日時 2017年9月26日~12月12日(合計11回) 水曜日5限 午後4時50分~6時35分

 

教室 文学部一番大教室(本郷キャンパス法文2号館2階) 

   

コーディネーター 

 祐成 保志(人文社会系研究科 社会学) 

 六反田 豊(人文社会系研究科 韓国朝鮮文化)

 

科目番号 04187001 

 

■各回の詳細はこちらをご覧ください。


■履修情報はUTASのシラバス、または授業カタログをご覧ください。 

 

■ご注意いただきたいこと

・第1回(9月26日)にガイダンスを行いますので履修希望者は必ず出席してください。

・第4回、第11回は午後4時50分-8時10分の拡大版とし、講師お二人をお迎えします。

・本講座は、後日映像として配信(UTokyo OCW)される部分を含みます。肖像権につきあらかじめご了承ください。 

 


ご参考:第Ⅰ期・朝日講座「知の冒険」のあらまし

 

 震災からの再生を見つめた2011年、幸福を学問知から問い直した2012年に続いて、2013年にはあらゆる事象に存在する様々な境界線のあり方について考え、2014年にはそのような境界線で隔てられた人やモノ、異なった文化や価値観の共生の可能性について考えてきました。区切りの2015年は、そうした境界線が作り出される際にも、そこでの共生がはかられる際にも、隠れた主役として機能している存在としての「媒介」あるいは「メディア」に焦点を合わせ、これらがつくる世界をみつめました。